すっかりハマっている『ラブ イズ ブラインド』。10日以内に会話だけで結婚相手を選ぶ難しさともどかしさにキュンキュンしてます。
この『ラブ イズ ブラインド JAPAN』が実は当初の予定と大幅にずれて進行していたことをご存知でしょうか。
日本語のソースが見つからないのですが、海外メディアサイトで日本版『ラブイズブラインド』の制作秘話が載っていたのでご紹介します。(参考:TV Guide)
【ラブ イズ ブラインド ジャパン】参加者24名のプロフィール記事、インスタまとめ
【ラブイズブラインド ジャパン】PODS内で成立するカップル数は4組程度を予想していた
当初13人の男性と11人の女性陣がPODSでの共同生活を始めた時、【ラブイズブラインド ジャパン】制作側は4組の成立カップルを想定していました。
『壁を挟んでデートし、顔を合わせないままプロポーズする』この形式は日本では初の試みだったとプロデューサーの小林みつこさんは語っています。
実際に【ラブイズブラインド ジャパン】で成立したカップルは8組
しかし実際に『PODS』デート編が終わってみるとカップルは予想の2倍、10組も成立していました。
8組のカップルが桜の桟橋で対面し、次のステージに進んだことは制作側にとって、驚きの結果だったようです。
特にオダッチとナナコさんのスピード婚約は本当に早かったですよね。あれだけ早い段階で1組目が成立したからこそ、その後カップル成立が加速したのではないでしょうか。
成立するとデート対象から外れるので、デートできる相手も絞られてきます。そうするとより特定の相手とPODSデートする時間も増えますものね。
【ラブイズブラインド ジャパン】『PODS』デートの放映は2.5話分の予定だった
『ラブイズブラインド』本家であるアメリカ同様、日本版も放映初日に5つのエピソードがリリースされました。
5つのエピソード内で次々と成立していく日本版のカップルたち。『この想定以上のカップル成立は制作側にいくつかの変更を余儀なくさせた』とエグゼクティブプロデューサーの後藤さんは語っています。
その変更の1つが放映時間です。
実際に【ラブイズブラインド ジャパン】では4.5話分放送
アメリカ本家の『ラブイズブラインド』やブラジル版が『PODS』内で参加者が過ごした様子を約2.5話で完結していたのに対し、『ラブイズブラインド ジャパン』は約4.5話が『PODS』でのカップル成立話でした。
アメリカ本家もブラジル版も日本版も『PODS』内で過ごす期間は同じ10日間。しかし日本版は想定外に成立するカップルが多かったのです。
エグゼクティブプロデューサーの後藤さんは『彼らがなぜプロポーズをしたのか、受けたのか。彼らがカップルへとなった理由を視聴者に示す必要があった』と語っています。
確かに8組もカップルが成立しているのにそれまでの工程が凝縮されてたら、視聴者的には消化不良になかったかもしれませんよね。
プロデューサーの小林みつこさんもカップル成立の要素を重要視することで視聴者の理解や納得を得たこと、制作側もそのように編集することを優先したと語っています。
日本人は『話の筋道』を大切にするところがあります。日本版ということで海外のやり方をそのまま取り入れるのではなく、日本人の思考に合わせた編集をすることでより日本の視聴者に受け入れやすい番組にするところがさすがですよね。
【ラブイズブラインド ジャパン】当初『バカンス』ロケは沖縄のみで行う予定だった
もう一つの余儀なくされた変更点はロケ地だったそうです。
当初、沖縄でのみ行う予定だった『バカンス』ロケですが、8組もカップルが成立したことで急遽 那須と新潟もロケ地として追加。
実際に【ラブイズブラインド ジャパン】バカンスロケは日本の魅力を紹介する機会
プロデューサーの小林みつこさんは予想外に多くのカップルが成立したとき、当初のバカンス予定をすぐに方向転換し、日本の様々な地域を紹介する機会にもなると番組の構成を変更。
もちろん、新しい『バカンス』の地がロケにふさわしいかどうか判断したり、実際に偵察したりするのに数日かかったそうですが、さすが優秀な制作陣、星のやリゾート等、日本の魅力を存分に映せる素晴らしいロケ地を追加することになります。
沖縄バカンス|星のや沖縄
那須バカンス|アートビオトープ スィートヴィラ
新潟バカンス|里山十帖
成立カップル | 男性 | 女性 | バカンス地 |
---|---|---|---|
8組目 | シュンタロウ | アヤノ | 新潟 |
日本の美しさアピール効果と今後の展開にも影響
どのバカンス地も滞在だけではなく、そこでの過ごし方もとても素敵でしたよね。ゆったりと自然を散策したり、ゴルフをしたり、お土産物を探したり、乗馬したり。
海外でも人気の『Love is blind』シリーズだからこそ、日本版も海外でも注目をされています。このように日本をアピールする場に活用するなんてさすがです。
love is blind japan making me want to take a trip to okinawa
— naydeline mejia (@naydeline_mejia) February 16, 2022
滞在先が分かれることで、全ての成立カップルが一同に集まることはできなくなりました。それぞれ同じ滞在地のカップル同士で再会する場面もありましたが、全てのカップルが揃う機会は先延ばしになり、後のお楽しみも増えましたよね。
【ラブイズブラインド ジャパン】『バカンス』『同棲』編でのカップル破局は予想通りだった
プロデューサーの小林みつこさんは『同棲に衝突は避けられない』と発言しています。それは日本も海外も関係なく、世界中のカップルが経験する傾向があるそうです。
実際にエピソード6〜9の『同棲編』では4組ものカップルが破局します。
それは結婚への覚悟の違いや、生活スタイルの違い、結婚生活への向き合い方のすれ違いだったり、カップルによって様々でした。
実際の『結婚』でもたいていは揉める!
プロデューサーの小林さんは『ラブイズブラインド ジャパン』の参加者たちの経験を通して視聴者も『交際や結婚には試練と苦難が待ち受けていること』を知ってほしいそう。
『健全な結婚や健全な関係を築くためには乗り越えるべき困難や課題が沢山ある』のはすべての人に共通していて、だからこそ『Love is blind』シリーズが国境を越えて注目され共感されている理由でもあるとのこと。
エグゼクティブプロデューサーの後藤さんも“There’s something universal about wanting to be loved for who you are.”とインタビューを締めくくっています。
『Love is blind(愛は盲目)』というのはいつも普遍的に人々が求めるものだからこそ、この実験番組に注目が集まるのでしょうね。
海外で大絶賛の日本版『ラブイズブラインド』
番組のシナリオとは別で注目したいのは海外で『ラブイズブラインド ジャパン』がとても絶賛されていること。
セットの美しさや、参加者の人間性の高さ、日本人としての丁寧さなども注目されています。
the way they meet in love is blind Japan is way more beautiful! Japan has a lot of culture we don’t have in the us 😭
— babygirl (@jij_on) February 15, 2022
My wife and I are watching Love is Blind Japan and every episode is beautiful and heartbreaking/affirming. I just imagine the American version is basically the woman screaming at the cat meme. pic.twitter.com/5w0nCwVn9W
— Wez – Rewind Horror (@rewindhorror) February 14, 2022
Love is Blind *Japan*… infinitely better than the American version 😍
— Summer. (@fitniss_junkE) February 18, 2022
考察|『ラブイズブラインド ジャパン』でカップル数が異様に多かったのは『島国』だから?
ここからは私の考察が多々入ります。
海外版に比べて成立したカップル数がとても多かった日本版。
『お互いが見えない』ことが1つの軸でもあるこのシリーズですが、『お互いが見えなくてもある程度 容姿の想像がつく』のが『島国日本』だと思うのです。
なんとなく170cm前後の身長に黄色の肌、黒や茶色の髪と瞳、共通言語の『日本語』、無宗教。
これが海外版だと、肌の色、目の色、身長や体格、タトゥや宗教、食文化の違いがあったりと、初対面が本当にサプライズになることも。もちろんそれが良いギャップにもなりますし、魂で繋がるという部分がより強く印象づくこともあります。
リュウタロウさんの見た目に驚いたといっていたモトミさんですが、良くも悪くもその程度。(モトミさんにとっては衝撃だったと思うのですが、髪色等変えれる範囲という点ではまだ許容範囲内かと)
外見を見なくてもある程度 容姿の想像ができて、実際に想像通りの日本版にとって会話がある程度成り立てば『カップル』になりえるのは自然な流れ。
あとは10日という共同生活の中で次々とカップルが成立していく恐怖。(実際にアヤノさんは視聴者として見ていて苦しくなりました。)
そのような精神状態の時に優しい言葉をかけられたら、それはもうカップル成立へ一直線ですよね。
しかも同性同士が仲がいい!『バチェラー』のように取り合うものではないとしても 恋敵となることはありますよね。今回の『ラブイズブラインド ジャパン』は皆が終始 仲良しこよしで少し異様。
お互いに意中の相手が重なってしまった時も気になりつつも直接はぶつかりませんでした。(プリアさんがワタルさんとデートを他の人に話している時にはミドリさんが周りをずっとウロウロ。可愛かったですね。)
仲間意識が芽生えた中で取り残されていく焦り、選ばれない辛さは相当だと思います。
もちろん、魅力的な参加者が多かったので純粋に相手に惹かれる部分があるのは当然ですが、少なからずそういう焦る心情が働いていたのもあるのではないかな、と想像します。
同棲編で次々と破局し、半分に減ってしまうカップルたちですが、個人的には10日という短いPODS期間の中でどれだけ『結婚』について『自分が絶対に譲れないもの』をお互いに話せていたら破局カップルは少なかったのでは、、、と。
モリさん、ミナミさんカップルはモリさんがとても穏やかだったので、うまくいくと思っていただけに残念で仕方ないです。
『結婚は恋愛ではない事』『結婚は生活である事』を『ラブイズブラインド ジャパン』から学びました、、、が皆さんはどうでした?
それにしても『バチェラー』の指原ツッコミと解説が欲しくなる『ラブイズブラインド ジャパン』。同棲編はツッコミどころが満載すぎて困りました。(特にオダッチ!)
最終話、残っているカップルがどのように終わるのか今から眠れません。とても楽しみです。
【ラブ イズ ブラインド ジャパン】参加者24名のプロフィール記事、インスタまとめ
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!